大学院後期博士過程への進学を応援するためのページ
■大学院博士取得後の進路
- 教員
・教員のポストがどの程度空くかは予測できない.その時の情勢による.
・分野によっては,若い教員がいなくて,困っている.
・チャンスはあるにはある.
・現時点では,最初は任期付き雇用からのスタート. - 民間企業
・水圏関係のコンサルタントなどは,専門の人がほしい状況. - 公務員
・博士枠での採用はあったと思う(調べてみて) - 科学技術振興機構(JST)にあるキャリア支援ポータルサイト
- https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekTop
- 登録すると条件にあった就職先の情報がリアルタイムで取得できる.
- 博士課程に進もうかなと考える人は,その雰囲気を知るためにも求人情報の様子などを確認しておくとよい.
■大学院後期博士過程で研究するための経済的支援状況
- 日本学術振興会 特別研究員制度
- 優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図る制度
- この資金を獲得できることは,研究能力を認められたというひとつのステータスを得るのに等しい.
- 研究奨励金(20万円/月)と研究費(150万円以内/年)を支給(2018年度の金額/返還不要)
- 親の扶養からも外れ、国民健康保険等に加入することになる
- DC1,DC2と毎年申請できる.一度あたると,D3の最後までお金をもらえる.
- D3で獲得できた場合,2年間有効なので、修了後PDに無条件で切り替えることができる.
- D1で当たる確率10%,D2で当たる確率20%,
D3で当たる確率30%. - DC1、DC2ともに採択率は20%のようでした。
- 採択されるためには,Masterの間に英文ジャーナルの共著者に
なっている,あるいは,国際会議で発表してproceedi ngs などに名前が掲載されていると当たりやすい(という噂あり).
- 日本学生支援機構奨学金
- Masterで,都市学科専攻で2名が全学免除(全学返済不要),2名が半額免除(半額返済不要),その他は返済ありで借りることができる(Masterコース時の様々な活動実績(研究とかスポーツとかの実績)で決まる).
- Doctorで,都市学科専攻でコースドクターが1名とかだと,全学免除ということもある(Doctorコース時の研究実績で決まる).
- 大学院博士課程第一種奨学生「採用時返還免除」制度
- ドクターコース入学時(といっても恐らく1年目の終わり頃になると思いますが)に,3年間の奨学金を保障するとともに返還免除も保障するという制度
- ”運”がよければ,あたる
- 自治体
- 返済不要な奨学金を提供している自治体もある.
- 実施している自治体は少ないですが意外とねらい目.
- 大阪市立大学の支援
- 大阪市立大学教育後援会
- 大学院及び学部学生の研究発表や短期留学のための旅費等の補助(返済不要)
- 少額ではあるが,元は取れるはず.
- 修士以上は加入すべき.
- 工学研究科後期博士課程研究奨学奨励金
- 年間60万円の支給(使途自由・返済不要)
- 学振に申請していることが条件(落ちていてもOK)
- リーディングプログラム
- 府大・市大両工学部によるMaster・Doctor一貫教育支援プログラム
- 研究予算がもらえる.
- これは今後はどうなるか不透明.
- いろいろな学習プログラムをこなさないといけないので,
結構,大変そう.
- 大阪市立大学教育後援会
研究室の博士OB
- 倉田克彦(1986年):旧教員
- 角野昇八(1987年):大阪市立大学名誉教授
- 重松孝昌(1999年):大阪市立大学大学院工学研究科
- 柳川竜一(2005年):香川高等専門学校
- 折橋恒春(2006年):五洋建設株式会社
- 遠藤 徹(2008年):大阪市立大学大学院工学研究科
- 國分秀樹(2009年):三重県
- 中條壮大(2010年):大阪市立大学大学院工学研究科
- 恩地啓実(2015年):公益財団法人海洋生物環境研究所
- 武田将英(2015年):東亜建設工業株式会社
- 中嶋昌紀(2016年):大阪府立環境農林水産総合研究所水産技術センター
- 松本弘史(2017年):(株)DENSO
- 山野貴司(2017年):東洋建設株式会社
- 加島寛章(2013年:京都大学にて学位取得):国土交通省
- 河野哲也(2014年:京都大学にて学位取得):富山大学