台風21号の被害調査に行ってきました(9/9調査)
引き続き,台風21号の調査に中條が行ってまいりました.
浪早ビーチには多数の浸水痕跡が残っていました.公園のベンチの脚部には通常の飛砂とは考えられない量の砂が高潮によって堆積していました.
駐車場入り口にも大量の砂が運ばれています.
石造りの固定ベンチ,階段部分の舗装,遊具の基礎部分の洗堀など多くの浸水痕跡が見られます.
ビーチを超えた道路側にまで礫材が散乱していました.
ビーチに設置された公衆トイレの手洗い場には砂が堆積しており,この高さまで水に浸かったことが確認できます.
テラス部分の破損,堤防背後に設置された排水処理施設の周辺の洗堀などが,当時の越波・浸水の大きさを物語っています.
当日はあまり時間がとれず主に浪早ビーチ周辺の視察になりましたが,トンネルを超えた先にある雑賀崎でも漁港の駐車場が浸水したというお話をお住いの方から伺いました.
また,さらに北側の雑賀崎の工場地域での浸水や和歌の浦側での浸水被害があったという情報を後日に入手しています.