台風21号の被害調査に行ってきました(9/6 調査)

引き続き,淡路島の被害調査に中條,梅田が行ってきました.

9/4の神戸新聞NEXTの記事では淡路島でも高潮被害が顕著であることを報じていました.

AM9時 大浜海水浴場 洲本

AM9時 大浜海水浴場 洲本

洲本の大浜海水浴場の公衆トイレの壁面や吸い殻入れには浸水痕跡がしっかりと残っていました.

AM11時 福良港 水門

淡路島の南に位置する福良港の水門には高潮痕跡と見られる跡が残っており,防護施設によって高潮被害が食い止められた形跡を確認することができました.

PM1時 阿万海水浴場

阿万海水浴場の駐車場には高潮によって運ばれたと見られる砂や流木が堆積していました.

PM4時 塩田新島 越水により侵食された盛り土

淡路島東岸では護岸を乗り越えた越波による被害と考えられる被災が多く見られました.

淡路島に限らず,最近は沿岸部にソーラーパネルを設置している所が多いですが,浸水のリスクも考慮しておく必要があることが再確認されました.

PM4時 塩田新島 沿道の植栽に残る浸水痕跡

越水の被害は顕著で,海から200m近く離れても浸水痕跡が続いていました.

PM4時 志築新島 護岸近くにある商業施設の駐車場

護岸を越水した流れによって植栽の基部は洗堀され,駐車場には多くの砂が運ばれています.施設内にも浸水被害があったとのことでした.

AM4時 生穂新島 公衆トイレ近くの洗堀被害

淡路島東岸の人工島護岸近くではいずれも被害痕跡が見られました.

今回の被災形態を現地調査とシミュレーションの両面から明らかにし,今後の対策を講じていく必要があります.